記録日：1月30日（日）
記録者：丹凡仙仁
さかなちゃんより２曲ばかり依頼を受ける。ここのところ実験ばかりで曲を完成させることをめざした作業を行っていなかったので煮詰まっていたので渡りに船である。
１曲は色々と構想があるようだが、もう１曲は好きにやって良いとの事なので、さかなちゃんのマンガのキャラクターである暴力画像王（エロマンガによる世界征服を目指すが暴力的に絵がヘタクソな王様）のテーマソングを作る事にする。
とりあえず構想としては「ワシの描く絵は世界一！」という王様の声と「王様〜」という家来の声がサンプリングで１オクターブ上がった声で繰りかえされる、というのと、暴力ならガバっしょ、ということで本格的にガバに取り組んでみることにする。
あれだけガバガバとうるさい割にはちゃんとガバ作るの初めてなんだよな。
まずはMC-303で基本フレーズを作る。
おなじみの４つ打ちバスドラ＋バカっぽいスネアとかを組み合わせていくが、なかなかあの感じにならない。bpm160位ではダメかと180まで持っていってもダメで、200までいくとあの感じになる。不思議な事に190周辺に溝が在るようだ。さすがにこれだけではあんまりだという事でメタルパーカッションをフィーチャーしたパターンと、スネアの暴れないパターンを作る。
リズムが見えたところで、さらにバカっぽいフレーズを適当に打ちこむ。
出来あがった３フレーズを色々にミュートしたパターンを、それ専用のブロックにコピーしてバリエーションを作る。
ここまではMC-303だけの作業だったが、ここらで色々電源を立ちあげる。
まずS-760で色々サンプリング。あたりを付けていたサイケ、ヘビメタあたりのCDをサンプリングするがあまり良くないので破棄。結局前衛チェリストの声を採用。
そのあとアミガを立ちあげ、サウンドボード経由でMC-303、ZOOM1201経由でS-760をVSに立ちあげる。
相変わらずアミガのサウンドボードのディストーションはいい音がするのだが、この曲には合わない気がしてVSのディストーションでドラムを歪ませる。適当にプリセットのフレーズを歪ませていたら、いい感じのフレーズがあった。これをまた一つのパターンとして打ちこんでも良いのだが、これは丸ごとサンプリングしてS-760でコントロールすることにする。
加えて王様の叫びをRFX-2000のマイクイン経由でS-760にサンプリング。
今日は構成を考えられれば良いので、今ある範囲の素材で大まかな構成を考える事にして、MC-303でざっとソングを組みつつアレンジを考える。案外バリエーションに乏しく単調になってしまう。あと２つ３つアイディアが欲しいところ。
さっき丸ごとサンプリングしたパターンがエンディングに使えそうなので、そこだけエディットしなおし、おおまかな構成を決め、VSに録音。
VSからRFX-2000でコンプをかけつつCD-Rを焼き、さかなちゃんに聴いてもらう。
やはり少々単調でパンチに欠けるとの事。そのあと構成やボイスの録音法について話し合う。
記録日：1月16日（日）
記録者：Kau
新曲の手直し。クラフトワークもの。懲りずにやってます（笑）。
シーケンスの音色をNord Leadに差し替える。クラフトワークっぽいエッジの立ったシーケンス音は得意とするところ。つまみをいじっているうちに思った音が簡単に作れる点もこれならでは。曲に合わせてリアルタイムで修正できるし。
ただしマスターキーボードとしては相変わらずJUNOを使用している。キータッチやMIDIchのセレクトのしやすさあたりで、どうしても十数年親しんできたJUNOから離れられないので。あとJUNOはベロシティがつかないのだが、自分みたいにステップでしか打ち込まない人間にとってはこちらの方が都合がいい。
マックに歌詞をしゃべらせる。「Speaker」というソフトで音程と速さを調整。単語ごとにサンプリングして打ち込み、さらに音程を微調整。リサンプリングして音を悪くしてやると感じが出る。
ヴォコーダーの録音。まずオケに合わせて歌ったものをVSに録音。VSにJUNOを入力して、内蔵エフェクトのヴォコーダーを通して音作り。毎度のことながら、歌詞が聞き取れるようにするのは苦労する。それでもなんとかまずまずのところまで追い込み、ポルタメントやディレイビブラートで「歌わせ」てサンプリング。オケに合わせて打ち込む。
これでほぼオケは完成。あとはミックスを残すのみ。
記録日：1月12日（水）
記録者：丹凡仙仁
昨日うまくいかないと思っていた「ダブルムーン」のマスタリングだが、波形で見てみたらジッターノイズだと思っていたものは主にリバーブの余韻だった事が判明。若干の調整で消す事ができた。しかし一曲だけ本当にノイズが出ていた曲があったのでこれを後日やり直す事に。
あと「TESTONE」もコンプの後SoundHackでノーマライズしレベルを稼ぐ。ドラムがサウンドキャンパスだけのものはかなりバスドラがコンプ臭くなるが、元気が出たので良しとする。
結論から言うとRFX-2000のコンプはかなり質がよい。これで実売２万ちょっとはお買得といえる。ただマスタリングはマスタリングであってミックスダウンではない、というあたりまえの事実も実感。やっぱり録りの時にいい音で録るのが大切ですね。
会社の昼休みに、会社のパソコンに「SAKURA」などをインストールしてみる。
すると前に未完成だと思っていたところが実は完成している事が判明。メニューとかSMFの読み込みなど問題無く出来る。うちのWindows環境は実はメモリーが16M無かったりするのでそれで動かなかったらしい。
以前Kauさんから頂いた「天文学」のデータもちゃんと変換して読み込め、コンパイルして演奏できる。素晴らしい。
動作を確認した後、作曲を始める。
まずTRandM3を使ってピアノ用フレーズをいくつか作った後、ベースラインを作る。
TRandM3は基本的にランダムフレーズを作るのだが、調、モード、音の出てくる頻度、タイ、スラー、スタッカート、ベンドなどの頻度などを決められるので、案外狙った感じのフレーズが得られる。モードが結構奥が深くて面白い。
気に入った設定でいくつかフレーズのバリエーションを作った後、テキストファイルに出力し、SAKURAで取り込んで構成を作る。kfmは少々いじくってみたのでそんなに戸惑う事無く作業できる。
細かい打ち込みまではできなかったけれど、MIDIコントロールは全部できるので、これでMC-303をコントロールし、リフではなくてどんどん変化し続けるアシッドフレーズなんか作れるかな。曲の進行にしたがってフレーズのオクダーブ範囲が広がっていく（その結果、聴覚上のデタラメ感がだんだん増大していく）なんて面白そうだ。今度やってみよう。
記録日：1月10日（月）
記録者：丹凡仙仁
ついに当スタジオにRFX-2000が導入される。今回は奥さんの資本投下で、マイク・シミュレータ＆プリアンプとしての機能がかなり大きかったといえよう。ワシとしてもマルチエフェクターとしての期待も高い。
しかしながら、何といってもマスタリング用アウトボードとしての機能は一番目を引くところ。 二人とも期待大である。
CDコンポ→RFX-2000→CD-RW5000とセッティングし、さっそく実験。
とりあえずざっとエフェクトを一回り眺めた後、マスタリングエフェクトを試してみる。ソースは自分の「ダブルムーン」。
とりあえずEQとコンプ＆リミッターの「Final Master」を見てみるが、さすがに、Finalizerの様に３つの帯域のEQとコンプが並列である訳でなく、それぞれ１つづつが直列に並んでいるのだった。
そのほかPowerとかBoostとかWideとか、それらしいのが色々とあるが、「ダブルムーン」にはWideが良さそう。
少々休憩の後、同じく自分のアルバム「TESTONE」「Tokyo Junk Sound Collection」にも掛けてみる。これはシンプルにコンプかけるのが圧倒的に良い。「ダブルムーン」は極端に音が少なく、アミガで取り込んだときに余韻も失われていたので、マスタリングで色々お化粧をする必要があるのだが、この二つはある程度作り込んであるのでコンプを掛けるだけで、音圧が出てなおかつ細部が聞こえる様になる。あと、アナログとデジタルで（RFX-2000にはデジタルアウトもある）聴き比べてみるがアナログの方が広がりとダイナミックさが出る。ただしこれはCD-RW5000のせいらしい（とサンレコに出ていた。）
そうすると「ダブルムーン」はなかなか難物ではないか。しかしながら今一番マスタリングしたいのはこれなのでやってみるである。
とりあえずエフェクトはWideで、４つあるパラメータをいじくりながら色々と曲を変えて聴いてみる。パラメータはリバーブの種類、残響の量、長さ、左右の広がりなのだが、掛けすぎるとわやくちゃになるので潤いを与える程度に調整していく。あと、結構レベル合わせもシビアで、ここでも音が変わってしまう。思いのほかジッターノイズが気になってレベル合わせに躍起になるが、当然エフェクト量ともジッターの発生率は関わってきていて、頭が混乱してくる。
とりあえず何回か失敗するも一通りマスタリングしてみる。どうしてもジッターが気になるものもあるがしょうがない。そうしたものは元ファイルをMacとかで加工していくしかない。
後は楽をしようということで「TESTONE」「Tokyo Junk Sound Collection」はコンプをベタで掛けてマスタリングしてしまおう、とするがアタックが気に食わないパターンがあり、結局曲毎にパラメータを調整する羽目に。
悪戦苦闘して出来あがったものを元のディスクと聴き比べてみると確かに迫力がでてワイドになった感じがする。うむ、と納得して市販のCDと聴き比べて愕然。やっぱしょぼいっす。う〜む、マスタリングの道は険しい。
その後ＣＤラジカセなどでマスター前、後、市販CDと色々聴き比べ。ただ「ダブルムーン」「TESTONE」はマスタリングの効果がはっきりあったといえる曲がいくつかある。「TOKYO〜」はコンピュータ内で編集するとき音を加工してしまっていたのでコンプべた掛けではだめなのかもしれない。とにかく今日は耳が疲れてしまったのでここまで。
記録日：1月9日（日）
記録者：丹凡仙仁
とりあえず、思い付いた事を手当たりしだいにやってみることにする。
まず、MC-303とアミガのシーケンサーBars&PipesProを同期させフレーズを取り込んだあと、サウンドキャンパスを鳴らしZOOM1201経由でVS-880に立ちあげる。
その後、ツールを使ってフレーズにランダムさを加えたりアルペジエーターでフレーズを変えたりしてしばし遊ぶ。
次にOctaMedをZOOM1201経由で立ちあげる。前回やった時に良かったフレーズでMODを作りエフェクトを掛けつつVS-880に立ちあげる。
リズムフレーズをいじくりながらバリエーションを作りソングを組み立てていくが、あまりこの段階でかっちり作る気はないので、あまり変化させないところで落ち着かせて録音していく。
とりあえずローファイエフェクトを掛けたのだが、もともと8bitのサウンドに掛けたらかえってリッチな感じになった（笑）。というか空気感が出たような感じ。MS-1でコンタクトマイクでサンプリングした時の空気感に似た雰囲気を得る事が出来た。これだとシンセのフレーズを一回スピーカーで出して改めてサンプリングという様な事をしなくてもいいので便利。でも使いすぎてしまいそうで恐いな。
アミガでの作業を終えた後、昨日ダウンロードしたWindows用のフリーウェアをチェック。
まずジェネレートソフト群を見てみる。RerMakerというリズムパターン生成ソフトと、TRndM3というフレーズ生成ソフトがいい感じ。特にTRndM3は相性が良く、ワシがネタ帳に書き留めてる「気持ち良い音のぶつかり」みたいなものを、そこそこの打率で叩き出してくれる。いじくれるパラメータも結構あって、使い込みがいがありそう。
しかもSMFとして、または高度な作曲プログラミング言語であるSAKURA用のファイルとして結果を書き出す事も可能なので広がりがある。
さて、そのSAKURAであるが、まだβ版（バージョンが１以下）なのでツールバーの表示がおかしかったり、SMFが読めなかったり（読むためのソフトはあるのだが、結果をSAKURAにコンパイルさせようとすると固まってしまう）といった不具合はあるのだが前のバージョンであるkfmに比べ、機能的な部分の強化はもちろん、より打ち込みやすい考慮（仮想キーボードとか）があって嬉しい気分。
これでSMFが読めて外部クロックに同期できたら、まじ凄いソフトに化けますよコレ。
SMFでやりとりが出来たら、いま音で研究中の色々なDSPソフトで加工してやり取りするという作業をMIDIでもやれて面白いかも。
「ＭＡＸバラエティーショー」というＣＤでカール・ストーン氏がモーツァルトの曲のMIDIファイルにMAXでフィルターを掛けて別の曲にするというのが面白かったので、そんな感じの事をシーケンサー同士のやりとりで出来たら面白いかな、と。
ところで、今こういうジェネレーティブな要素を持つシーケンサー（自動作曲ソフトとかは色々有りますな。）はどのくらいあるのだろうか。
Ｍ，ＭＡＸ、ＣＡＭＰＳ、SuperCollider、とかMac用ソフトが多いかも。そんな中、Windowsのフリーウェアで頑張っているSAKURAはぜひ応援して行きたい。
ところで昨日秋葉原に行ったんで音楽関係あつかっているところもいくつか見たんだがどこにもMAX売ってないっすな。前は結構見かけたんだが。御茶ノ水とかでは売っているんだろうか。
TRndM3のデータをSAKURAに持っていってみたり、サンプルを聴いている内に、ある作例があまりに良かったので、SMFをはき出させm2cでCsoundのスコアとオーケストラのファイルに変換し、がりっとCsoundでWAVファイルをレンダリング。これでCDクオリティのサウンドファイルが出来あがってしまう。リアルタイムではないがたいした時間もかからずにである。これが初代ペンティアムよりさらに遅い486のコンピュータで出来るのだから、なんだこりゃもう、の世界である。
こんなことが出来るのであれば、ワシの曲「TESTONE #1」なんてバッチファイルを作れば自動的に１晩で１００曲、CDクオリティで完成できるぞ、まじで。
とか言いながら、本当にそういう方向に進もうとしているのだけれど。ただし、これで名曲とかが１００曲出来る訳ではないので、良いところをピックアップして編集していくというサンプリング的な手法を取っていくのであろう。やっぱりワシは根っからのサンプリング野郎なのかも。
記録日：1月8日（土）
記録者：丹凡仙仁
今年初めてコンピュエースへ行ってみたら、なんとアミガ用「Ｍ」のデモディスクを発見。１００円なのですかさず購入。しかしなんちゅうものを売ってるんだ（笑）。
期待と不安を胸に、帰宅後直ちにインストール・・・と思いきや、これはフロッピーのみで動くバージョンでした。しかもセーブできず（これは予想していた）３０分だけ動くバージョンでした。 とりあえずデモソングをロードしてコンダクションモードでマウスをぐりぐりしＭの醍醐味を味わう。
とりあえずＭＩＤＩは使えるみたいなので３０分１本勝負で男らしく曲を作っても面白いかもね。
その後ふと思い立ち、以前紹介した風変わりなシーケンスソフトｋｆｍの作者のホームページにいってみたのだが、ｋｆｍがＳＡＫＵＲＡというソフトに進化していて、鼻歌みたいに「ドレミファー」とかメロディーをワープロで書き込むという次元から関数構造の強化といったアルゴリズムによる作曲機能の次元まで拡張されて、大変な事になっている。まじでＷｉｎｄｏｗｓ用で今一番そそられるシーケンスソフトである。 そのほかランダムフレーズジェネレーターとか小粒だが面白そうなものが色々あってダウンロードしまくる。
その後ＳＡＫＵＲＡのサンプル曲を一通り聴いてみるが、リアルタイムの打ち込みとかはできないけれど、普通のシーケンサーとしても進歩してきていてなかなか。
まだ画面表示が少し変だったりするけれど（でもまだバージョン0.9だし、まだまだよくなると思う）フリーウェアなのでＷｉｎｄｏｗｓ環境で音楽やってる人は触ってみて損はないと思うっスよ。
ＳＡＫＵＲＡのダウンロードは以下のＵＲＬで
記録日：1月7日（金）
記録者：Kau
制作を再開。
先日サンプリングした携帯電話のベル音を曲に合わせてみる。チューニングが1/4音ずれているので補正し、アタックとリリースを調整。それだけで鳴らすと寂しいので、オルガンの音をユニゾンさせる。
間奏に電話の会話を入れようと思い、適当な会話文をでっちあげてマックにしゃべらせる。男性・女性別々にサンプリングして組み合わせ、あたかも会話している風にする。サンプリングしてから周波数を落として電話声に近づける。
と、ここまで作業したところで誤ってセーブせずに電源を落としてしまう（泣）。しかし転んでもただでは起きない。今度はマックをVSのスピーカーシミュレーター（「電話声」というプリセットがある）に通して再度サンプリング。非常にリアルな電話声になる。
エンディングのシーケンスをNord Leadで作ってみる。今まで試行錯誤しながらもなかなかうまくいかなかったパートだが、思った通りの音が簡単にできる。さすが。
記録日：1月3日（月）
記録者：丹凡仙仁
今年初めての実験日記
去年の内にやっていた乗算の実験とadsynの実験では思った感じにならず、かっこ悪いオウテカみたいにしかならなかったので、別の切り口から実験を開始する。
とりあえずお子様キーボードでフレーズを作ったり、それをMC-303にぽちぽちと打ち込んだりする。
だがここら辺からは、おおっというものを得られず。MC-303はいい機械なのだが、やはり不自由な部分があり、正統派の作業をやるにはあまりインスピレーションは得られない。しかしMC-303だとポルタメントかけたりadsrをいじったりレゾナンスでブリブリいわせたりしようという気になるので、その点については買って良かったなあ、と思うのだった。
その後ノートを開いて今後の方向性について思い付く事などを書き殴っていたのだがその時そういえばMODを作曲に使うときにエフェクトの掛け録りとかをしてなかったなあと思い立つ。録音した後VS-880でエフェクトを掛けた事はあったが、掛け録りというアプローチをとったことは無かった。
初詣から帰ってきて、早速実験する。
まずアミガからZOOM1201経由でモニターにつなぎOctaMedを立ちあげる。最初にパッドにリバーブを掛けてみるが、何ともいえない厚みと丸さの在るローファイサウンドになった。うーむ、素晴らしい。アミガ＆ZOOM最高！、である。これをさらにサンプリングさせると面白そうだ。
あまり良いので、さっそくCD-Rを立ちあげBPM120のMODファイルを作り、適当にサンプルをMODに放り込みながらCD-Rに焼いていく。
パッドはメチャクチャ良かったのだが、それでフレーズを作るというのは今の気分ではないので、リズムっぽいものを焼き、ついでにMC-303のフレーズもZOOM1201のエフェクトを掛け録りしてCD-Rに焼いていく。
ノートに書いていた方針で、新たに購入すべきとしたらまず何かという項目があって、ZOOMのRFX-2000か中古のうんと安いPPC搭載のPowerBookかどっちかというのを検討していて、かなりPowerBookに気持ちが傾いていたのだが、今回の実験でRFX-2000もがっとポイントを上げた。
今回実験するまではRFX-2000はマスタリングのためのもの、PowerBookは製作のためのものと思っていて、今はとにかく新しいものを作りたいという気持ちが強く、まず買うならPowerBookでしょと思っていたのだ。しかし今回の実験の結果は十分新しい感じで新しい曲を作るモチベーションになるものだった。
ワシはAphexTwinの中でも"Come to daddy"がお気に入りなのだが、あの音の質感とは違うけれど歪んでいてローファイなんだけれど耳に痛くない音＋ゴージャスな感じがZOOM1201＋アミガでは楽に出せるのである。この音の質感はかなり良い。好き。しかしながら、そればっかりになってしまうのもメリハリが無くなってしまうので、RFX-2000を購入してバリエーションを増やすと言うのも良いなあ、という訳。